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ヒューズ本体またはその梱包箱( 包装容器) に表示しているマーク( 記号) について簡単に説明します。

PSE マーク

このマークは電気用品安全法に基づくマークです。電気用品安全法では、一般電気工作物の部分となり、またはこれに接続して用いられる機械、器具または材料であって電気用品安全法施行令( 政令) で定めるものを電気用品として規制しています。

この施行令では、定格電圧が100V 以上300V 以下のものであって交流の電路に使用する定格電流が1A 以上200A 以下のヒューズを電気用品と定めています。当社は包装ヒューズ類の製造を行なう届出事業者であり、製造を行なうヒューズに関し電気用品安全法施行規則( 経済産業省令) で定める型式の区分を経済産業省へ届け出ています。

当社で製造する定格電圧が交流100V 以上300V 以下で定格電流が1A 以上のヒューズは、この施行令によれば特定電気用品となり、電気用品安全法に定めるいくつかの条件を満足しなければ原則として販売することができません。

その条件の1 つがヒューズに電気用品安全法施行規則で定める方式による表示を付けることです。

この表示を付けるためには、製造するヒューズが電気用品の技術上の基準を定める省令( 経済産業省令) で定める技術上の基準に適合し、かつ、型式の区分毎に少なくとも1 つの有効な適合証明書を保存するために、製造するヒューズと同じ型式の区分に属するサンプルが経済産業大臣の登録を受けた者( 以下「登録検査機関」という) による試験を受ける必要があります。

当社では国内向けに販売するヒューズが属する型式の区分毎に少なくとも1 つの有効な適合証明書の交付を受けられるよう、登録検査機関である( 一財) 電気安全環境研究所(JET) に適合証明書(発行日から7 年間有効)の申請を行なっています。


当社では原則として、国内向けに販売するヒューズの梱包ラベルには商標のSOC および電気定格と共に、PSEと( 一財) 電気安全環境研究所の略称であるJETを隣接して表示します。JETの位置はPSEの下または右側となります。ヒューズ本体にはSOC を表示しています。これに加え、十分なスペースがある場合、国内向けに販売するヒューズにはPSEマークを表示しています。

特定電気用品となるヒューズであっても、ヒューズ本体およびその梱包箱にPSE JETを 表示しないものがあります。
これは、国内で使用される機器を保護するためのヒューズではなく、もっぱら輸出用として製造するものです。

日本国内で使用されるヒューズに対する注意事項

日本国内で使用される機器を保護する目的で購入する下記定格のヒューズに、電気用品安全法に
定める表示が付されていることをご確認頂くと共に、電気用品安全法に定める表示が付されて
いないヒューズは、絶対にご使用にならないようにお願いいたします。

適用定格: 100V 〜300V 交流 1A 〜200A

北米向け認証マーク

UL (Underwriters Laboratories Inc.) またはCSA (Canadian Standards Association) の提供する製品認証サービスを受けている製品に表示されるマークについて説明します。

UL リスティングマーク(UL Listing Mark)


このマークは、UL が提供するリスティングサービスに基づくマークです。
UL が製品( ヒューズ) のサンプルを試験し、UL 規格に適合していることを確認し、UL がレポートを発行した上で、そのレポートに記載された条件で、UL がこのマークの使用を認めるものです。

製造されるヒューズが引続きUL が発行したレポートに記載された要求事項に適合していることを確認するため、年4 回のフォローアップ( 工場)検査と抜取サンプルのフォローアップ試験が実施されています。

当社ヒューズの適合性を確認するUL 規格は原則UL 248-14:Supplemental Fuses です。この規格は19 部で構成される低圧ヒューズUL 248 の規格群の第14 部ですが、UL 248 の規格群は現在、米国、カナダ、メキシコの3 ヶ国で整合されており、第14 部は次の通りUL 規格とCSA 規格の要求事項が同一になっています。

ANSI / UL 248-14 = CAN / CSA C22.2 No.248.14


1992 年にUL はカナダ規格評議会(Standards Council of Canada) よりカナダの試験認証機関として承認され、ヒューズに対してもカナダ向けのUL マークの提供が始まっています。

当社でも数年前から新たにUL に製品認証を申請する際には、米国に加えカナダ向け認証を申請しています。この場合、UL 規格とCSA 規格の要求事項が同一なので、追加試験なしで、発行されるレポートにUL 248-14 の他、CSA C22.2 No.248.14 の要求事項に対しても評価を行なった旨の記述がされ、C-UL US リスティングマークの使用が認められます。

スペースの関係で表示できない場合を除き、ヒューズ本体にUL リスティングマークを表示します。管形ヒューズの場合には、キャップ側面にこのマークを表示します。梱包箱にはUL リスティングマークまたはC-ULUS リスティングマークと共に「Listed」、SOC に割り当てられた識別番号である「360C」および製品種類(「SUPPLEMENTAL FUSE」、「MISCELLANEOUS FUSE」、「MINIATURE FUSE」または「MICRO-FUSE」)を表示します。

UL レコグナイズド・コンポーネントマーク(UL Recognized Component Mark)


このマークは、UL が提供するレコグニションサービスに基づくマークです。UL が製品( ヒューズまたはヒューズホルダー) のサンプルを試験し、UL がレポートを発行した上で、そのレポートに記載された条件でUL がこのマークの使用を認めるもので、この点ではリスティングサービスと同様です。また、製造されるヒューズが引続きUL が発行したレポートに記載された要求事項に適合していることを確認するため、年4 回のフォローアップ( 工場) 検査と抜取サンプルのフォローアップ試験が実施されることも同じです。

しかし、リスティングサービスではヒューズはUL 規格に適合していなければなりませんが、レコグニションサービスではUL 規格の要求事項を一部変更することが可能です。例えば、IEC 60127-2 に基づく5×20mm 管形ヒューズはUL 規格の溶断特性を満足しませんが、SOC ではIEC 規格に規定された溶断特性、遮断容量でレコグニションサービスを受けています。直流定格のみのヒューズなどもこのサービスの対象となります。当社はいくつかのヒューズホルダーに対してもレコグニションサービスを受けています。

このサービスを受けたレコグナイズド・コンポーネントは機器に使用される部品です。最終製品である機器において、そのヒューズまたはヒューズホルダーをその機器に使用することが適切であるか、ヒューズの場合は特にその機器を適切に保護できるかどうかをUL が評価することになります。


リスティングサービス同様にレコグニションサービスでも、米国に加えカナダ向け認証を申請すると、米国/ カナダ用レコグナイズド・コンポーネントマークの使用が認められます。

当社では、原則としてレコグナイズド・コンポーネントマークまたは米国/カナダ用レコグナイズド・コンポーネントマークは製品には表示せず、梱包箱に表示しています。

CSA マーク(CSA Mark)


UL のリスティングサービスと同様のCSA が提供するサーティフィケーションサービスに基づくマークです。このサービスを受けることによって、レポートに記載された条件でCSA マークの使用が認められ、工場検査と抜取サンプルの試験が実施されます。

スペースの関係で表示できない場合を除き、ヒューズ本体と梱包箱にCSA マークを表示します。管形ヒューズの場合には、キャップ側面にこのマークを表示します。

CSA コンポーネント・アクセプタンスマーク(CSA Component Acceptance Mark)


TUL のレコグニションサービスと同様のCSA が提供するコンポーネントアクセプタンスサービスに基づくマークです。このサービスでは、三角形がついたCSA コンポーネント・アクセプタンスマークの使用が認められ、工場検査と抜取サンプルの試験が実施されます。

当社では、原則としてCSA コンポーネント・アクセプタンスマークをヒューズ本体には表示せず、梱包箱に表示しています。

欧州向け認証マーク

S マーク(S Mark)


このマークは、Intertek Semko AB ( 以下「SEMKO」という) の認証サービスに基づくマークです。

SEMKO はEN 規格に基づき製品サンプルの試験を行ない、認証書を発行し、S マークの使用を認めるサービスを提供しています。最小限の安全要求事項に適合しているとSEMKO が判断する場合には、EN 規格に規定される試験条件を一部変更して試験を行ない、認証書を発行し、Sマークの使用を認めるサービスも提供しています。

SEMKO の場合はUL やCSA と異なり、試験条件を一部変更しても、EN 規格に適合していることを確認したときに使用を認めるのと同じS マークの使用を認めています。


認証書の発行を受けた当社ヒューズの梱包箱にはS マークを表示しています。スペースの関係でヒューズ本体上にはS マークを表示できないため、「Intertek」をマークの下に配していないS マークを表示しています。

 

カイトマーク(Kitemark)


このマークは、BSI (British Standards Institution) のカイトマークライセンスに基づく認証マークです。BSI は製品サンプルの英国規格への適合とそのヒューズを製造する品質システムがBS EN ISO 9001 に適合することを確認して、カイトマークライセンスを発行します。これによりカイトマークの使用が認められ、年2 回の工場検査と抜取サンプルの試験が行なわれます。カイトマークライセンスを受けた管形ヒューズのキャップ側面にカイトマークを表示しています。

品質システム

当社はヒューズの設計・製造に関して、品質マネジメントシステムの認証を取得しています。

栃木工場 認証機関 DNV*1 基準ISO 9001: 2015
認証機関 DNV*2 基準IATF 16949: 2016(自動車用のみ)
秋田工場 認証機関 BSI*3 基準ISO 9001: 2015

*1 DNV GL Business Assurance UK Limited
*2 DNV-GL Business Assurance USA, Inc.
*3 British Standards Institution