日本のものづくりを支えるニッチプレーヤー
この数十年にわたり、日本は厳しい地域間競争にさらされてきているが、まねすることが出来ないニッチな技術開発に秀でた中小企業のおかげで、競争上の優位を保っている。
これらの企業は、目立つことなくものづくりの職人気質のもとに、日本はじめ世界のティア・ワン企業にハイテク部品などを供給することにより、小さいながらも国際的サプライチェーンの中で大きな役割を担っている。
ヒューズメーカーであるエス・オー・シー株式会社は、このようなニッチプレーヤーの一つである。
技術革新へのコミットにより、同社は、三菱自動車を含む幅広い業種のハイエンドなお客様の信頼を勝ちとることに成功している。
三菱自動車の電気自動車i-MiEVシリーズへのヒューズ提供を皮切りに、高性能ヒューズを通じて、電気自動車革命の中で大きな役割を果たすべく取り組んでいる。
蟻川佳代子社長は
「現在は電気自動車分野に力を注いでいるが、幅広い業種からのご要求にお応えし、よりバランスのとれたポートフォリオを形成することを目指している。ヒューズ開発を使命とする会社として、様々な分野でプレゼンスを深めかつ広げていくことが目標である。」
と語っている。
（以下略）